分析・科学機器業界注目のトピックスごとに、専門家や有識者が「現在社会に求められている様々な課題解決やヒント」につながる講演・解説をします。
場所:幕張メッセ 国際会議場コンベンションホール 会場 A・B <会場図はこちら>
プログラム一覧
■聴講方法:完全事前申し込み制です。
- 1.JASIS事前入場登録後、ご希望のプログラムをお申し込みください。(8月初旬より申込開始予定)
- 2.お申し込み後受信するメールとJASIS入場証をプリントアウトして、セミナー会場にご持参ください(入場証用ストラップ付ホルダーは会場でご用意していますので、ご自由にお取りください)。
- 3.受講受付はセミナールーム前で、セッション開始15分前から行います。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、以下にご理解・ご協力ください。
- ・セッション開始15分前まではセミナールームにご来場いただかないようお願いいたします。
- ・満席の場合は入室をお断りいたします
【カーボンニュートラル】脱炭素社会を目指して
- 9月7日(水) A会場
- 10:30〜12:30
カーボンニュートラルエネルギーシステムへのトランジション
2050年までにカーボンニュートラル社会を築くには、電動化の進む交通部門と電力・エネルギー部門のセクターカップリングが鍵である。内閣府の第2期戦略的イノベーション創造プログラムの「IoE社会のエネルギーシステム」では、分野間データ連携を取り込むエネルギーシステム設計手法および自治体・スマートシテイ運営者向けの再生可能エネルギーを最大限活用できる地域エネルギーシステム設計のガイドライン策定を目指している。
東海国立大学機構岐阜大学高等研究院
(一財)電力中央研究所/東京工業大学科学技術創成研究院
特任教授/ アドバイザー/ 特任教授
浅野 浩志 氏
講師:浅野 浩志 氏
東海国立大学機構岐阜大学高等研究院
(一財)電力中央研究所/東京工業大学科学技術創成研究院
特任教授/ アドバイザー/ 特任教授
東京大学大学院修了。博士(工学)。エネルギーシステムの分析と評価に関する研究に従事。米国スタンフォード大学客員研究員、東京大学工学部助教授,同大学院教授、早稲田大学大学院理工学術院先進理工学研究科客員教授を経て,現在,東海国立大学機構岐阜大学地方創生エネルギーシステム研究センター特任教授,(一財)電力中央研究所研究アドバイザー,東京工業大学科学技術創成研究院ゼロカーボンエネルギー研究所特任教授、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP) 「IoE社会のエネルギーシステム」サブ・プログラムディレクター。第12代エネルギー・資源学会会長,IEEE,CIGRE,IAEE会員。専門:エネルギーシステム工学、電力システム経済学
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低炭素社会実現に向けた水素エネルギーシステムの貢献可能性
エネルギー安全保障および地球温暖化への対応が、我が国を含む各国で求められている。水素エネルギーシステムは両課題を同時に解決できる可能性があるので、その経済合理性につき議論を行う。また主要国が展開している積極的な水素政策に関して紹介する。
(一財)エネルギー総合工学研究所 研究顧問
水素エネルギー協会 前会長
坂田 興 氏
講師:坂田 興 氏
(一財)エネルギー総合工学研究所 研究顧問
水素エネルギー協会 前会長
1972年3月 東京大学理学部化学科卒業
1974年3月 東京大学大学院理学系研究科化学専攻課程修了(修士)
1974年4月 日本石油株式会社(現ENEOS)入社 中央技術研究所配属
新規事業の研究開発、研究企画、研究管理に従事
1985-1987年 カナダ ブリティッシュ・コロンビア大学 客員研究員
1991-2002年 中央技術研究所 研究マネージャー 開発部
総括マネージャー 中央技術研究所 研究管理室長
2003年4月 財団法人 エネルギー総合工学研究所に出向
2009年4月 財団法人 エネルギー総合工学研究所に転籍
2006年4月~2018年3月 プロジェクト試験研究部部長
2020年5月 一般社団法人 水素エネルギー協会 会長
2021年4月 研究顧問
2020年5月 一般社団法人 水素エネルギー協会 監事
現在に至る
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二酸化炭素の化学的変換によるカーボネート合成
二酸化炭素を化学的に変換する様々な手法のうち、二酸化炭素の酸素と炭素原子を新たな分子に組み込む(うまく利用する)合成法にスポットを当てる。特にカーボネートは高付加価値の物質であり、ポリマーを合成できれば二酸化炭素を長期に渡って製品中にとどめておくことが可能となる。
東京理科大学 工学部 工業化学科 助教
本田 正義 氏
講師:本田 正義 氏
東京理科大学 工学部 工業化学科 助教
2013年東北大学大学院工学研究科応用化学専攻修了、博士(工学)。2012年から日本学術振興会特別研究員に採択され、中央大学研究開発機構助教、理化学研究所特別研究員を経て2019年より現職(東京理科大学工学部工業化学科、助教)。専門は二酸化炭素やバイオマスを有用化成品に変換する固体触媒と高分子化学。
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【カーボンニュートラル】二次電池の現状とこれから
- 9月7日(水) A会場
- 15:00〜16:30
汎用リチウム二次電池の性能評価/超高速への挑戦
リチウムイオン電池(LIB)の普及により、LIBの出荷時検査、動作時のその健康診断(SOH)、及びそのリユースの認証に関する強いニーズがあるが、これらのニーズに応える簡便で高精度かつ高速な評価装置はなかった。本講演ではまず、汎用のLIBの特徴や特性を紹介するが、そのSOHを、秒速で診断できる開発装置を紹介する。μ秒からの計測ができる装置で、高速パルス過渡応答を機械学習した診断アルゴリズムでSOH値を推定する機器である。本器では、多数個セル特性を全自動システムで評価でき、かつ高電圧出力のモジュールの評価もできる。
エンネット(株) 代表取締役社長
小山 昇 氏
講師:小山 昇 氏
エンネット(株) 代表取締役社長
博士(工学):1977年東京工業大学,1977年より米国カリフォルニア工科大博士研究員(高分子機能電極の新分野を開拓) ,東京工業大学(工、総合理工)助手(=助教),1981年より東京農工大(工)助教授、1989年より同大教授・同大大学院教授で2012年3月に定年退職,2012年4月より現職.1981年電気化学会進歩賞(佐野賞)受賞、1989年日本化学会学術賞(「分子機能電極の基礎および応用」)受賞. 専門:電気化学、エネルギー電子化学.リチウム二次電池の特性評価および劣化診断法の開発研究に現在従事.趣味:ゴルフ、散歩. URL: http://energynet.co.jp
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リチウムイオン電池の評価・解析
EV開発においてリチウムイオン電池の性能および信頼性向上は欠かせない。全固体電池など革新電池の開発も期待されている。電池を作って評価する場合の注意点から、最新の評価・解析技術を用いた事例を紹介する。
JFEテクノリサーチ(株) 機能材料ソリューション本部
副本部長 取締役
島内 優 氏
講師:島内 優 氏
JFEテクノリサーチ(株) 機能材料ソリューション本部
副本部長 取締役
1986年3月千葉大学工学部卒業後、同年4月に現JFEテクノリサーチに入社、同社物理解析部長、電池試作解析センター長を経て2022年に現職。2020年、日本金属学会にて論文賞受賞。2021年博士(工学)取得。
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【教育】JAIMAセミナー①
- 9月7日(水) B会場
- 10:30〜12:00
自信の持てる溶液調製 -何をどのように溶解するか-
本講演では,化学反応を定量的に理解するために重要な概念である「モル」について,わかりやすく説明する。ここでは,化学分析で最もよく使われる濃度(g/Lとmol/L)について理解し,必要に応じて両者を換算できるようになることを目指す。
宇都宮大学 教授
上原 伸夫 氏
講師:上原 伸夫 氏
宇都宮大学 教授
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機器分析における測定値の信頼性
機器分析装置が広範に普及するにつれて、あらゆる分析技術において分析機器の取扱いが重要になってきた。機器が出力する数値の意味を理解してその信頼性を評価することは分析者の責務である。本講演では、機器の取扱い方や機器が出力する数値の意味を解説し、測定値を適切に処理して分析値として提示するための基礎を示す。
明星大学 大学院 理工学部研究科 教授
上本 道久 氏
講師:上本 道久 氏
明星大学 大学院 理工学部研究科 教授
東京農工大学大学院農学研究科(1982)、学習院大学大学院自然科学研究科(1985)修了。理化学研究所博士研究員、学習院大学助手を経て東京都立産業技術研究センター(1987−2017). 2017より明星大学大学院理工学研究科環境システム学専攻教授,理学博士. 東京農工大、都立大、東京理科大、東京芸術大、山梨大、明治大、京都大で非常勤講師を歴任. 専門分野;原子スペクトル分析・原子質量分析を主とする無機分析化学と分析法のJISおよびISO標準化
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【環境】世界に広がる化学物質規制の最新動向~フッ素・難燃剤を中心に~
- 9月7日(水) B会場
- 13:00〜14:30
欧州環境規制(フッ素、REACH/RoHSを中心に)
世界中で似て非なる規制提案・施行がされている昨今、その中心となっている欧州がどのように規制を進めているかを解説する。
講師:池田 理夫 氏
AGC(株) 化学品カンパニー
CSR室 CSR企画グループ
マネジャー
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講師:中井 章仁 氏
(一社)日本分析機器工業会
環境委員会委員長
立命館大学大学院物質理工学修了。堀場製作所で化学物質規制を担当し、2010年~2015年に在欧日系ビジネス協議会(在ベルギー)の事務局を経験。帰国後はJEMIMAやJAIMAの産業団体で化学物質法規制対応に広く関与。
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PFAS安全性評価の国際動向
規制が強化されていく一方で、安全性評価の方法も変化している。ここでは、PFASを例に国際的な安全評価でのトピックスを解説する。
(一財) 化学物質評価研究機構 安全性評価技術研究所
評価事業部 評価第二課
福島 麻子氏
講師:福島 麻子氏
(一財)化学物質評価研究機構 安全性評価技術研究所
評価事業部 評価第二課
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ストックホルム(POPs)条約の最新動向
経済産業省 製造産業局 化学物質管理課
残留性有機汚染物質を世界的にどう扱うのかは、ストックホルム条約で議論・決定される。その最新動向を解説する。
パネルディスカッション
〜化学物質規制に関わるステークホルダー間の効果的なコミュニケーション〜
化学物質規制を決定するには、多くのステークホルダー(消費者、企業、分析方法標準化者、規制当局、執行監視当局、化学物質有毒有害性評価者ほか多数)が存在する。化学物質のリスクを最小化するにあたり、どのようなコミュニケーションが本質的な目的を得るのに近道であるかを議論する。
池田 理夫 氏・ 中井 章仁 氏・ 福島 麻子 氏・ 経産省 産業機械課
【教育】JAIMAセミナー②
- 9月7日(水) B会場
- 15:00〜16:30
測定の不確かさ入門
測定はデジタル化の進展を支える基盤であり、測定値の信頼性についての関心は年々高まっています。このセミナーでは、国際的ルール(ISO/IEC Guide 98-3)に基づく測定値の信頼性の指標である「測定の不確かさ」について、その考え方や計算方法を分かりやすく解説します。
(国研)産業技術総合研究所 計量標準総合センター
主任研究員
城野 克広 氏
講師:城野 克広 氏
国立開発研究法人 産業技術総合研究所 計量標準総合センター
主任研究員
2007年 東京大学大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻博士課程修了 博士(環境学)
2007年 産業技術総合研究所 産総研特別研究員(ポスドク)
2008年 産業技術総合研究所 研究員
2016年- 2017年英国 National Physical Laboratory, Guest Worker として出向
2020年 産業技術総合研究所 工学計測標準研究部門 主任研究員 (現職
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【ライフサイエンス】製薬プロセスのDX(国際セミナー)※日本語で聴講可能です
- 9月8日(木) A会場
- 10:30〜12:00
製薬プロセスのデジタル設計と運転支援~データを意思決定につなげる~
製薬産業では、プロセスの開発や運転時に豊富な計測データが取得・蓄積されており、これらの有効活用に対する期待が高まっている。本講演では、低分子・バイオ・再生医療の製造プロセスを対象とする講演者の研究を紹介しながら、データを意思決定につなげるためのモデル化・シミュレーション技術の役割を考える。
東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻 教授
杉山 弘和 氏
講師:杉山 弘和 氏
東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻 教授
2001年東京大学工学部化学システム工学科卒業、2003年同大学院工学系研究科化学システム工学専攻修士課程修了、2007年ETH Zurich, Institute for Chemical andBioengineeringにて博士号取得。同年、スイスの製薬会社Rocheに入社し、バイオ医薬品注射剤新工場の立ち上げと実生産に従事。2013年東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻准教授に着任し、以来、医薬品製造プロセスの設計・運転に関する研究に取り組む。2021年より現職。
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医薬品開発におけるデジタル革命
約10年前、製薬エンジニアリング部門の関心は、経験主義から数学的モデルの正式な定式化に移りました。化学および機械エンジニアは、製薬で見られる多くのユニットオペレーションのための力学的モデルを形式化することに取り組みました。これらのモデルは、現在、新製品の製造プロセス開発における商品として使用されていますが、その使用方法はまだ分野ごとに統一されていません。
コンピュータ技術の進歩により、強力な最適化アプローチを用いて、一連のモデルを同時に利用し、モデルに基づく意思決定を行うことが可能になりました。また、便利で高速な分光器によって得られたデータを直接利用し、経験的な校正ではなく、基礎的な知識に基づいた情報を抽出するための数式モデルの利用が可能になりました。
機械学習と人工知能は、人間が情報を消費する仕組みを変え、何百ページものテキストを処理し、そうした文書に含まれる情報に対して自然言語で回答することを可能にしています。 これらの技術は、製薬業界の思考プロセスを高め、質の高い理解をより早く生み出すことを可能にしています。その結果、より優れた医薬品がより短い期間で開発され、患者様に提供されています。
Eli Lilly company / Lilly Research Laboratory
Salvador García Muñoz 氏
講師:Salvador García Muñoz 氏
Eli Lilly company / Lilly Research Laboratory
ガルシア・ムニョス博士は、イーライリリー・アンド・カンパニーのエンジニアリングの常務取締役であり、前職ではファイザー社のグローバルR&Dに9年間勤務していました。化学エンジニアであり、カナダのMcMaster大学で多変量解析と高度制御の博士号を取得。インペリアル・カレッジ・ロンドンの客員教授、カーネギーメロン大学の非常勤教授でもあります。
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中国のバイオ産業とバイオメディカル分野でのDXアプリケーション
分析機器とは、対象物の化学情報を提供できる機器であり、またIoT(Internet of Things)において重要な「認識」方法です。現在産業界における分析機器の応用領域が広がってきています。
データトランスフォーメーション(DX)分野では、データがすべての基礎となります。DXの核となるのは、コネクション、データ、AI(人工知能)の3つです。そして、産業界におけるDXの推進は、一般的にデータの収集からフィードバックや付加価値の生成まで、いくつかの段階を経て行われます。
従来の製造業に加え、中国ではバイオ産業やバイオメディカル分野でもDXが応用されています。例えば、発酵産業では生産プロセスを大幅に最適化できるマルチパラメーターを有するオンラインモニタリングシステムが開発され、バイオメディカル分野ではディープラーニングを用いたDXベースのデジタル病理学AI技術が開発されています。
DXは様々な分野で強い関心を集めているため、内外の関係やつながりを理解し、付加価値のあるガイドラインを構築するため、より詳細な研究が求められています。
Shanghai Innovation Center for Advanced Instrument / Director
C. C. Tan Foundation / Vice Secretary-General
LiChuang Sci. & Tech. Ltd. / CEO
HUAIZHI KANG / 康 怀志 氏
講師:HUAIZHI KANG / 康 怀志 氏
康怀志先生は上海先端機器イノベーションセンター所長であり、C. C. Tan財団副秘書長、上海交通大学非常勤教授、LiChuang Sci & Tech. Ltd.のCEOを務めています。複数の企業や政府のシニアコンサルタントも務めています。
主な研究分野は、ラマン分光法、バイオナノテクノロジーとバイオ分析化学、分子医学、分析機器と検査技術で、分析化学、バイオナノテクノロジー、ラマン分光学の科学技術分野では30以上の論文を発表し、20以上の特許を取得しています。康怀志先生は中国でいくつかの賞を受賞し、Nature誌のハイライト記事で取り上げられています。
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【ライフサイエンス】バッチ連続生産方式による医薬品製造設備の実用化
- 9月8日(木) A会場
- 13:00〜14:00
2030年連続生産システム『 iFactory 』実装へのロードマップ・第3フェーズ
未来に向けて医薬原体を含む機能性化学品の生産を持続するには、電力・廃棄物の削減、自然災害やパンデミック下における安定生産、自動運転と省人化が可能な「新たな生産システム」が必要である。これを実現する「連続生産、運搬・再構成、自動運転が可能な製造設備:iFactory®」の開発について、実装に向けた取組を交え紹介する。
コニカミノルタケミカル(株) 生産統括部
営業技術部付 兼 生産力強化推進部 主任
小野 悦史 氏
講師:小野 悦史 氏
ニカミノルタケミカル(株)生産統括部
営業技術部付 兼 生産力強化推進部 主任
2001年岡山理科大学理学部化学科卒業、2003年岡山理科大学大学院修士課程理学研究科化学専攻修了。在学中は、米光宰教授指導のもと天然物の全合成研究に専念。卒業後、製薬・化学メーカーにて液晶ディスプレイ材料や有機フッ素化合物の有機合成研究に従事。2013年より現職。現職では機能性色素の開発や化学品のプロセス開発に従事。NEDO 戦略的省エネルギー技術革新プログラム「iFactory」へは初年度より参画し、連続製造プロセスの開発を担当。
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【ライフサイエンス】日本薬局方セミナー
- 9月8日(木) A会場
- 14:30〜16:30
日本薬局方に関する最近の話題
日本薬局方原案検討委員会では、現在、第十八改正日本薬局方第二追補に向けての議論が行われている。本講演では、現在天秤WG並びに国際調和委員会で議論されている内容を中心に、紹介する予定である。
国立医薬品食品衛生研究所 所長
合田 幸広 氏
講師:合田 幸広 氏
国立医薬品食品衛生研究所 所長
昭和60年東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了(薬学博士), 国立衛生試験所食品添加物部研究員,同主任研究官, 同食品部第三室長,国立医薬品食品衛生研究所生薬部長, 同薬品部長, 同副所長を経て, 令和2年3月より所長. 日本学術会議連携会員薬学委員会医療系薬学分科会副委員長,東京農工大学工学部客員教授,富山大学薬学部客員教授,大阪大学薬学系・医学系研究科招へい教授,薬事・食品衛生審議会委員,厚生科学審議会委員,内閣府食品安全委員会専門委員,日本薬局方原案検討委員会総合委員会座長・同国際調和委員会座長,全国衛生化学技術協議会会長,日本食品化学学会理事長,日本薬学会レギュラトリーサイエンス部会部会長,日本生薬学会賞,日本食品衛生学会学会賞.
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第十八改正日本薬局方第一追補における理化学関連一般試験法・参考情報の改正案
日米欧三薬局方検討会議において「G-20 Chromatography」が調和され、第十八改正日本薬局方第一追補に収載される。またクロマトグラフィー関連試験法の改正が行われる。本講演では、これらの試験法を概説するとともに、第一追補に収載予定の理化学関連一般試験法・参考情報案について紹介する。
北里大学 薬学部 教授
加藤 くみ子 氏
講師:加藤 くみ子 氏
北里大学 薬学部 教授
東京大学薬学部卒業、東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了、東京大学にて博士(薬学)を取得。三共株式会社研究員、日本学術振興会特別研究員(PD)、武蔵野大学助教、国立医薬品食品衛生研究所薬品部室長を経て、北里大学薬学部教授、現在に至る。ナノ粒子製剤等の高機能性製剤・医薬品の特性解析研究を展開している。現在、厚生労働省 薬事・食品衛生審議会臨時委員、独立行政法人医薬品医療機器総合機構 専門委員を務める。
受賞:
2018年日本薬剤学会 永井記念国際女性科学者賞
2009年クロマトグラフィー科学会 奨励賞
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日本薬局方の製剤試験法における国際調和と多様な剤形への対応について
JP18では通則に元素不純物の管理が追加され適用対象となる医薬品が大幅に広がった。また無菌医薬品の包装完全性の評価、および漏れ試験法が参考情報に収載された。当日は現在進められている包装・容器関連の規定の拡充と、試験法の国際調和、吸入剤、点鼻剤など剤形の多様化に対応した試験法設定について、背景とともに紹介する。
国立医薬品食品衛生研究所 薬品部 部長
伊豆津 健一 氏
講師:伊豆津 健一 氏
国立医薬品食品衛生研究所 薬品部 部長
1988 年3月 名古屋市立大学大学院薬学研究科修士課程 修了
1988 年4月 国立衛生試験所 (現 国立医薬品食品衛生研究所)
薬品部 研究官/主任研究官/第1室室長
2018 年 4月-現在 国立医薬品食品研究所 薬品部 部長
兼務 名古屋市立大学大学院薬学研究科 客員教授 品質保証学
審議会委員等:厚生労働省 医薬品等行政評価・監視委員会 委員
医薬品医療機器総合機構 専門委員
学位 博士(薬学) 平成6年 名古屋市立大学
専門 製剤学 薬剤学 タンパク質医薬品の凍結乾燥、ジェネリック医薬品の品質確保)
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【ライフサイエンス】シングルセルが拓く新しい世界
- 9月8日(木) B会場
- 10:30〜12:30
産学連携を基盤に未来を創るバイオ計測開発
生命の理解を目的として、細胞個々の揺らぎを計測し、組織、個体へと積み上げていくビックサイエンスとDXが推進されてる。今までには測定したことのない微量試料への挑戦が始まっている。これらを成功させるには、分野横断型の産学連携が必須である。ここでは、その産学連携の事例を紹介しながら未来のバイオ計測を討議する。
早稲田大学 理工学術院 教授
竹山 春子 氏
講師:竹山 春子 氏
早稲田大学 理工学術院 教授
1984年東京農工大学農学部環境保護学科卒業。1992年東京農工大学工学研究科物質生物工学専攻修了(博士(工学))。1991年1月~1994年2月米国マイアミ大学海洋研究所研究員。1994年3月から東京農工大学工学部助手、助教授、教授を経て2007年4月より現職。単一細胞解析、微生物ゲノム工学、マリンバイオテクノロジー、遺伝子資源活用、バイオ計測を専門としている。2020年度より、ムーンショット目標5「土壌微生物叢アトラスに基づいた環境制御による循環型協生農業プラットフォーム構築」のPMを務める。
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シングル細胞解析支援技術の開発
1細胞解析は、生体内の微小変化に焦点をあてて解析できることから、侵襲性が低い臨床診断や細胞の識別において有用であり、様々な解析用プラットフォームの開発が進んでいる。本講演では、単一細胞レベルでの細胞解析を支援する磁性微粒子を用いたハンドリング技術や電気化学センシングにおけるバイオ界面の構築について紹介する。
東京工業大学 大学院 工学研究科 化学工学専攻 教授
大河内 美奈 氏
講師:大河内 美奈 氏
東京工業大学 大学院 工学研究科 化学工学専攻 教授
1998年 東京農工大学工学研究科博士後期課程修了(博士(工学))、日本学術振興会特別研究員を経て、1999年 東京農工大学工学研究科助手、2004年 名古屋大学大学院工学研究科講師、2008年 同准教授、2014年 東京工業大学大学院理工学研究科教授 (改組により物質理工学院に所属)
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【ライフサイエンス】日本発の発酵工学の歴史から発展する未来展望
- 9月8日(木) B会場
- 13:00〜14:30
日本生物工学会の100年 - 分析・計測との深い関係
公益財団法人日本生物工学会は,醸造研究にはじまり,現在は多様な生物を活用するバイオテクノロジーの研究コミュニティーです.生物を知り,制御することが重要な本分野は,分析・計測技術と歩調を合わせて発展してきました.本講演では本学会の100年の歴史とともに,分析・計測技術との深いかかわりを御紹介します。
広島大学 大学院 統合生命科学研究科 教授
中島田 豊 氏
講師:中島田 豊 氏
広島大学 大学院 統合生命科学研究科 教授
1995年名古屋大学大学院工学研究科化学工学専攻博士後期課程修了(博士(工学)),同年広島大学工学部第三類発酵工学助手,2008年広島大学大学院先端物質科学研究科分子生命機能科学専攻准教授,2014年同教授,2020年広島大学大学院統合生命科学研究科 教授
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杜氏の勘と経験をデジタルトランスフォーメーションする方法
日本酒造りは「勘と経験」が必須とされる職人の世界で、新たなに品質の日本酒開発には10年単位の試行錯誤が必要であった。不可能と考えられていた「勘と経験」を日本酒醸造ビックデータとしてデジタルトランスフォーメーション(DX)する方法と今後の研究開発について議論する。
(独)酒類総合研究所
岩下 和裕 氏
講師:岩下 和裕 氏
(独)酒類総合研究所
1991 国税庁課税2部(併)醸造試験所大蔵技官, 1993 福岡国税局鑑定官室 技官, 1995 国税庁醸造試験所研究員or researcher in NRIB, 2006 Visiting Associate Professor in Hiroshima university (HU), 2013 Vice director in NRIB, Visiting Professor in HU, 2016 Director in NRIB.
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次世代型バイオ分析により様々な微生物を活用する生物工学の未来
近年、バイオとデジタルの融合が世界的な潮流となり、データ駆動型のバイオ工学が加速度的に形成されつつある。スマートセル(計算科学で設計され、先端遺伝子工学で構築された物質生産細胞)が創出され、産業展開可能な酵素がAIで開発されている。こうした革新の源泉はデータであり、それを生み出す分析技術である。本講演では、最新の分析技術の視点から、神戸大学の最先端バイオ工学プラットフォーム「バイオファウンドリ」を紹介し、未来の生物工学を展望したい。
神戸大学 先端バイオ工学研究センター
センター長/教授
蓮沼 誠久 氏
講師:蓮沼 誠久 氏
神戸大学 先端バイオ工学研究センター
センター長/教授
■2004 年 大阪大学大学院 工学研究科 博士後期課程 修了
■ 同年 地球環境産業技術研究機構(RITE) 研究員
■ 2008 年 神戸大学大学院 工学研究科 特命助教
■ 2011 年 JST さきがけ研究者(兼任)
■ 2015 年 神戸大学 自然科学系先端融合研究環 教授
■ 2016 年 神戸大学大学院 科学技術イノベーション研究科 教授
■ 2018 年 神戸大学 先端バイオ工学研究センター センター長
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【ライフサイエンス】日本の多様な食文化を支える地域食材の機能性-分析・計測技術でその核心に迫る!
- 9月8日(木) B会場
- 15:00〜16:30
地域食材の機能性及び活用 -機器分析を生かした鹿児島ブランド「黒」食材の研究開発
鹿児島には黒豚・黒牛・黒酢などの黒の食文化があり、また、紫芋・黒米・ハンダマ等の「黒野菜」も多い。我々は機器分析を生かした鹿児島地域にある動植物性食品・発酵食品等の栄養及び機能性成分を明らかにした上、栄養バランスが良く機能性も富んだ「薩摩黒膳」食を開発し、機能性地域食材を日常的に摂取することで疾病予防・健康促進を目指す。
鹿児島大学 農学部 食品分子機能学研究室 教授
侯 德興 氏
講師:侯 德興 氏
鹿児島大学 農学部 食品分子機能学研究室 教授
1991年 3月 鹿児島大学大学院博士課程 修了(農学博士)
1991年 4月 理化学研究所 博士研究員
1997年11月 鹿児島大学 助教授
2006年 6月 東京大学大学院薬学系研究科 博士(薬学)
2006年10月 文部科学省海外先進教育研究プログラム研究員
2011年10月 鹿児島大学 教授 現在に至る
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ITICが取り組むグローカル納豆研究~納豆の機能性発掘と応用に向けて~
茨城県産業技術イノベーションセンター(ITIC)では、県内産業のイノベーション創出のための研究開発に取り組んでいる。県の特産品である納豆についても、技術開発から製品化まで各ステップで企業支援を行っている。本講演では、納豆の機能性成分として期待されるポリガンマグルタミン酸(γ-PGA)の高精度な定量法やγ-PGA高産生性の新規納豆菌の開発事例を紹介する。
茨城県産業技術イノベーションセンター
技術支援部 フード・ケミカルグループ 主任
野口 友嗣 氏
講師:野口 友嗣 氏
茨城県産業技術イノベーションセンター
技術支援部 フード・ケミカルグループ 主任
2011年3月 東京理科大学大学院博士後期課程 中途退学
同年4月 茨城県庁 入庁
2013年4月 茨城県工業技術センター(現 茨城県産業技術イノベーションセンター)地場食品部門技師
2017年10月 茨城県工業技術センター 地場食品部門 主任
2018年7月 茨城県産業技術イノベーションセンター 地場食品部門 主任
2019年4月 茨城県産業技術イノベーションセンター 技術支援部フード・ケミカルグループ 主任
2020年3月 工学博士(東京理科大学)
現在に至る
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【DX】LADS OPC-UA : 研究・分析機器のための「共通言語」
- 9月9日(金) A会場
- 15:30〜16:30
LADS OPC-UA : 研究・分析機器のための「共通言語」
今日、多くのラボラトリの機器や分析機器は情報ネットワークに統合することが困難です。 機器側やネットワーク側でインターフェイスが提供される場合でも、ベンダー固有の通信プロトコルを介して通信するケースが多く、 このままだと実験室および分析領域のデジタル技術による進化を妨げてしまいます。
LADS OPC UAは、ラボのワークフローに沿ってラボ機器や分析機器のプラグアンドプレイ統合を目的とした今後の通信標準です。 その狙いは「リモート監視と制御」、「オーケストレーション」、「サービスと資産管理」などの重要なユースケース(進化した姿)の実現にあります。
LADSは、実績があり技術も確立されたOPC-UA産業用通信プロトコルに基づいて構築され、公式なOPC UAコンパニオン仕様として公開されます。
ラボで使われる機器や分析装置の通信仕様を設計する際の主な課題は、「機器タイプの不均一性」といえます。 この課題は、2つの設計原則によって克服されます。ひとつは機器のタイプにとらわれないモデリングにより水平方向の幅広い統合を可能とすること、もうひとつはセマンティックコンテキスト化(データの意味を伝えること)により垂直方向の深い情報表現を可能にすることです。
LADS OPC UAは、ジョイント・ワークグループ(JWG)が設立され開発が始まりました。 その最初の核は、SPECTARIS協会(ドイツ光学/分析/医療機器工業会)とそのメンバーによって形成されました。 その後VDMA(ドイツ機械工業連盟)とOPC Foundationによって補完され、更にJAIMAなど多くの工業会・業界団体、グローバルな機器ベンダー、ラボおよび分析ドメインのソフトウェアソリューションプロバイダーなどがLADS OPC UA JWGに参加しました。 今後、標準仕様の確認やテストは、国際的なエンドユーザーや実機を担うベンダーで構成されるグループによって実施される予定です。
SPECTARIS LADS OPC UA ジョイントワーキンググループ 技術リーダ
Dr. Matthias Arnold 氏
講師:Dr. Matthias Arnold 氏
SPECTARIS LADS OPC UA ジョイントワーキンググループ 技術リーダ
• 産業用コネクティビティに関する研究(アーヘン工科大学博士課程修了)
• バイオテクノロジー研究・実験設備およびサービス分野における起業およびCTO
• ラボ機器ベンダーでのデジタル・プラットフォーム、チーフアーキテクト
• https://www.linkedin.com/in/matthias-arnold-a66810109/
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【環境】プラスチック資源循環のいま-その政策、課題と近未来図と-
- 9月9日(金) A会場
- 10:30〜12:00
プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律について
国内のプラスチックの資源循環を強化する必要性から、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が2021年6月に成立、2022年4月に施行された。
この法律は、プラスチック製品の設計から廃棄物の処理に至るまでのプラスチックのライフサイクル全般で、事業者・消費者・国・地方公共団体などすべての主体による3R+Renewableの取組を促進するもの。本法律の概要・詳細について解説する。
環境省環境再生・資源循環局リサイクル推進室
江藤 文香 氏
講師:江藤 文香 氏
環境省環境再生・資源循環局リサイクル推進室
平成21年に環境省に入省後、国内の地球温暖化対策、パリ協定採択までの国際交渉、福島の環境再生事業などに従事し、令和3年7月から現職においてプラスチック資源循環法の施行に向けた業務を担当
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プラスチック資源の有効利用と化学物質管理のはざまで
近年、プラスチック廃棄物対策が国際的に喫緊の課題となっており、国内ではプラスチック資源循環戦略が策定された。一方で、プラスチック添加剤の一部に有害性が指摘されるなど、使用済み製品の再資源化に伴うリサイクル製品への混入等が懸念されている。本講演では、最近のプラスチック廃棄物に関する取り組みや課題等を紹介する。
(国研)国立環境研究所 資源循環領域 試験評価・適正管理研究室
主幹研究員
梶原 夏子 氏
講師:梶原 夏子 氏
(国研)国立環境研究所 資源循環領域 試験評価・適正管理研究室
主幹研究員
現在、国立環境研究所 資源循環領域 主幹研究員
残留性有機汚染物質(POPs)等の有機分析が専門。2006年入所以来、製品や循環資源に含まれるPOPs含有実態や製品ライフサイクルにおけるPOPsの挙動に関する研究に携わる。ストックホルム条約BAT/BEPガイダンスやバーゼル条約POPs含有廃棄物適正管理技術ガイドラインの策定ワーキンググループのメンバー。
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バイオプラスチックの概要とカネカ生分解性バイオポリマーGreen Planetの開発
資源循環型社会構築に貢献する素材としてバイオプラスチックへの期待が高まっている。カネカ生分解性バイオポリマーGreen Planetは植物油を原料として微生物が産生する100%バイオマス由来のポリマーであり、さまざまな環境下で生分解性を示す。バイオプラスチックの概要とGreen Planetの特徴について紹介する。
(株)カネカ Global Open Innovation企画部
福田 竜司 氏
講師:福田 竜司 氏
(株)カネカ Global Open Innovation企画部
1991年九州大学大学院博士課程修了。鐘淵化学工業株式会社(現 株式会社カネカ)に入社。高分子材料の研究開発に従事。2015年よりPHBHの加工研究を担当し、2022年4月より現職。
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【環境】マイクロプラスチック(国際セミナー)
- 9月9日(金) A会場
- 13:00〜14:30
海洋マイクロプラスチック汚染に対する環境省の取組み
海洋プラスチックごみ問題は、国際的に重要な課題であり、日本政府としても、2019年のG20大阪サミットで共有された大阪ブルー・オーシャン・ビジョン「2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにまで削減することを目指す」を達成するため、様々な対策に取り組んでいる。本講演ではアジア諸国を中心とした海洋汚染の現状と課題、環境省としての取り組みについて紹介する。
環境省 水・大気環境局 水環境課 海洋プラスチック汚染対策室
環境専門調査員
岡原 史明 氏
講師:岡原 史明 氏
環境省 水・大気環境局 水環境課 海洋プラスチック汚染対策室
環境専門調査員
2009年 筑波大学人間総合科学研究科 博士課程修了(博士(医学))。(2006~2009年、日本学術振興会 特別研究員、国立感染症研究所 協力研究員)。花王株式会社生物科学研究所 主任研究員(2009~2022年)、理化学研究所脳神経科学研究センター 客員研究員(2018~2022年)を経て2022年より現職。
環境省では海洋プラスチック汚染対策における政策対話や国際連携の調整を担当(中国・ASEAN諸国を中心とした政府レベルでの政策対話の調整、日本企業が有する技術を活用した国家アクションプランの策定支援、多国間における国際枠組設立の後方支援等)。
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マイクロプラスチックの計測手法の世界動向
海洋プラスチックごみによる汚染問題をはじめとし、プラスチックによる環境等の汚染の把握・対策においてマイクロプラスチックの計測は極めて重要です。マイクロプラスチックの計測手法の世界動向について、国際標準化の状況を中心に解説します。
(国研)産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域 環境創生研究部門 研究部門長
鳥村 政基 氏
講師:鳥村 政基 氏
(国研)産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域 環境創生研究部門 研究部門長
2001年 独立行政法人産業技術総合研究所 入所
2010年 独立行政法人産業技術総合研究所環境管理技術研究部門 研究グループ長
2014年 独立行政法人産業技術総合研究所環境管理技術研究部門 総括研究主幹
2018年 国立研究開発法人産業技術総合研究所環境管理研究部門 副研究部門長
2021年 国立研究開発法人産業技術総合研究所環境創生研究部門 研究部門長
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マイクロプラスチックおよびナノプラスチックの化学分析 ~課題、先進的手法と展望~
マイクロプラスチックとナノプラスチックは、粒子状の人為的な汚染物質として急速に科学的・社会的関心が急速に高まっている分野です。これらの微小なプラスチック粒子は、世界中の環境中や飲料水、食品中に存在し、環境や人体の健康への影響について懸念されています。これらの問題に適切に対処するためには、マイクロプラスチックとナノプラスチックの環境中濃度に関する信頼できる情報が必要です。本セミナーでは、マイクロプラスチックとナノプラスチックの化学的同定、定量、特性評価のための質量ベースおよび粒子ベースの高度な手法について議論します。
Institute of Hydrochemistry (IWC),
Chair of Analytical Chemistry and Water Chemistry,
Technical University of Munich (TUM) / Head of Raman & SEM Group, Lecturer
PD Dr Natalia P. Ivleva 氏
講師:PD Dr Natalia P. Ivleva 氏
ナタリア氏は、Institute of Hydrochemistry (IWC)、ミュンヘン工科大学(TUM)のラマン&SEMグループ長であり、TUMの分析化学の主任を務めています。マイクロプラスチックおよびナノプラスチックの研究において10年以上の経験を持っています。研究テーマは、ラマン分光法、表面増強ラマン散乱法、安定同位体法による複雑な環境および工業サンプルの分析で、特にオンライン・ハイスループット分析に力を入れています。
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【DX】ラボの装置・機器開発およびラボからのデータの
創出・蓄積・利活用システム構築に関する政策動向
- 9月9日(金) B会場
- 10:30〜11:30
ラボの装置・機器開発およびラボからのデータの創出・蓄積・利活用システム構築に関する政策動向
研究開発の方法論はデジタル技術によって変革が進む。新たな時代のラボに求められる装置・機器は如何に開発し実装すべきなのか。ユーザーの研究開発から創出されるデータを蓄積・利活用するシステムを、広範な産学研究界のために構築すべく政策サイドも舵を切った。マテリアルDXプラットフォームの最新の政策動向などから展望を語る。
(国研)科学技術振興機構 研究開発戦略センター
総括ユニットリーダー・研究監
永野 智己 氏
講師:永野 智己 氏
(国研)科学技術振興機構 研究開発戦略センター
総括ユニットリーダー・研究監
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)研究開発戦略センター(CRDS)総括ユニットリーダー・研究監。経営学修士(MBA)。CRDSフェロー、ナノテクノロジー・材料ユニットリーダーを経て、2018年より現職。他に文部科学省技術参与として、マテリアル先端リサーチインフラ、マテリアライズ、の各プログラムオフィサーを兼任。日本工学アカデミー正会員。専門はナノテクノロジー・材料科学技術、研究開発戦略、異分野融合論、技術経営。
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【DX】マルチベンダーシステム環境での機器運用と計測データ・オンライン活用①ラボのワークフロー高効率運用に向けたシステム技術
- 9月9日(金) B会場
- 13:30〜15:00
ラボシステムの今後の進化に向けての課題
マルチベンダー機器で構成されるラボシステムの「自動化の浸透とスマート化の課題」、「試料の準備・機器間の移送・機器操作の自動化」、またその運用を支える「個々の設備情報の管理」について、システム実装事例も交えて今後の進化に向けての課題を企業3社によるショートプレゼンテーションとディスカッションで整理する。
講師:土屋 正年 氏
ヤマト科学(株)
アドバンストテクノロジーカンパニー
顧問
1999年~2010年 理化学機器開発、産学官連携事業に従事
2010年~2016年 開発本部責任者として理科学機器開発、ロボティックソリューション事業を管掌
2016年~2022年3月 ロボティックソリューション事業、産学官連携推進事業、産業機器事業を統括するアドバンストテクノロジーカンパニーのバイスプレジデントとして事業を牽引
2022年4月~ 顧問として、ロボティックソリューション事業、産学官連携推進事業を支援
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講師:松村 勝弘 氏
ラボ・デザインシステムズ(株)
取締役
1985年~2015年 ヤマト科学株式会社 海外、国内研究施設案件の企画、設計、導入に従事。
2012年ヤマトテクノエンジ株式会社設立。 現湘南ヘルスイノベーションパークにてメンテナンス業務を開始。
2015~2022年ラボ・デザインシステムズ株式会社 研究施設設計コンサルトとして活動。
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講師:澤田 洋祐 氏
(株)デンソーウェーブ
ソリューション事業部
FAシステムエンジニアリング部
部長
1985年 日本電装株式会社(現:株式会社デンソー)に入社
1992年 産業用ロボットの事業化に加わり、開発、営業、カスタマーサポートを行う
2004年 デンソーロボット欧州拡販体制構築ためDENSO EUROPE B.V.(オランダ・ドイツ)に7年間出向
2011年 帰国後,(株)デンソーウェーブに出向しロボット商品企画を担当
2020年 商品企画+アプリケーション開発+カスタマーサポート+フィールドサービスを統合した組織を担当し、現在に至る。
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講師:石隈 徹 氏
(一社)日本分析機器工業会
技術委員会 調査小委員会LabDX WG
主査
1981年 山武ハネウエル(株)(現アズビル(株))に入社。米国駐在にてハネウエル社とのプラントオートメーション・システムの共同企画/開発に従事
1995~1999年 同社ベルギー駐在所長に着任
2000~2004年 天然ガス熱量分析GCプロダクトマネジメントを担当
2004~2008年 山武ヨーロッパ(現アズビルヨーロッパ)社長に着任
2010年 IEC TC65 JWG17(工場/スマートグリッド間インタフェース)コンベナを兼任
2018年 (株)堀場製作所に入社。
2019年 日本分析機器工業会 技術委員会 副委員長を兼任し現在にいたる
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【DX】マルチベンダーシステム環境での機器運用と計測データ・オンライン活用②品質管理業務の高度化とそれを支える
ラボ内外のデータ/情報マネジメントの進化
正確な測定だけではない、品質管理業務の高度化を支えるラボのデータとその活用
ラボラトリでの計測データは、出来栄えを確認するだけではなく、計測されたデータがオンラインでシステムとつながることで、さまざまなシステムに記録され、最近では、ビッグデータ解析やAIの活用などもあり、品質向上や維持のためのオペレーションに貢献しています。どのように活用されているかを紹介します。
横河電機(株)ライフ事業本部 営業・ソリューションセンター
藤沢 尚人 氏
講師:藤沢 尚人 氏
横河電機(株) ライフ事業本部 営業・ソリューションセンター
86年、横河電機入社後、MESなどの製造管理システムの開発に従事、その後、顧客向け情報管理システム全般の統括やコンサルティングを担当。現在は、食、医薬、水を中心としたライフ事業全体の事業立上げと、グローバル全体でのLIMSビジネス拡大や、DX事業推進を担当。Yokogawa Technology Solutions Indiaの非常勤取締役。
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