トピックスセミナー

分析・科学機器業界注目のトピックスごとに、専門家や有識者が「現在社会に求められている様々な課題解決やヒント」につながる講演・解説をします。

場所:幕張メッセ 国際会議場コンベンションホール 会場 A・B <会場図はこちら>

プログラム一覧

タイムテーブル

10:30~11:00

11:00~11:30

11:30~12:00

12:00~12:30

12:30~13:00

13:00~13:30

13:30~14:00

14:00~14:30

14:30~15:00

15:00~15:30

15:30~16:00

16:00~16:30

9月9日(金)
A会場

環境 環境 DX
B会場

DX DX

■聴講方法:完全事前申し込み制です。

  • 1.JASIS事前入場登録後、ご希望のプログラムをお申し込みください。(8月初旬より申込開始予定)
  • 2.お申し込み後受信するメールとJASIS入場証をプリントアウトして、セミナー会場にご持参ください(入場証用ストラップ付ホルダーは会場でご用意していますので、ご自由にお取りください)。
  • 3.受講受付はセミナールーム前で、セッション開始15分前から行います。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、以下にご理解・ご協力ください。
    • ・セッション開始15分前まではセミナールームにご来場いただかないようお願いいたします。
    • ・満席の場合は入室をお断りいたします

【カーボンニュートラル】脱炭素社会を目指して

  • 9月7日(水) A会場
  • 10:30〜12:30

カーボンニュートラルエネルギーシステムへのトランジション

2050年までにカーボンニュートラル社会を築くには、電動化の進む交通部門と電力・エネルギー部門のセクターカップリングが鍵である。内閣府の第2期戦略的イノベーション創造プログラムの「IoE社会のエネルギーシステム」では、分野間データ連携を取り込むエネルギーシステム設計手法および自治体・スマートシテイ運営者向けの再生可能エネルギーを最大限活用できる地域エネルギーシステム設計のガイドライン策定を目指している。

低炭素社会実現に向けた水素エネルギーシステムの貢献可能性

エネルギー安全保障および地球温暖化への対応が、我が国を含む各国で求められている。水素エネルギーシステムは両課題を同時に解決できる可能性があるので、その経済合理性につき議論を行う。また主要国が展開している積極的な水素政策に関して紹介する。

二酸化炭素の化学的変換によるカーボネート合成

二酸化炭素を化学的に変換する様々な手法のうち、二酸化炭素の酸素と炭素原子を新たな分子に組み込む(うまく利用する)合成法にスポットを当てる。特にカーボネートは高付加価値の物質であり、ポリマーを合成できれば二酸化炭素を長期に渡って製品中にとどめておくことが可能となる。

【カーボンニュートラル】二次電池の現状とこれから

  • 9月7日(水) A会場
  • 15:00〜16:30

汎用リチウム二次電池の性能評価/超高速への挑戦

リチウムイオン電池(LIB)の普及により、LIBの出荷時検査、動作時のその健康診断(SOH)、及びそのリユースの認証に関する強いニーズがあるが、これらのニーズに応える簡便で高精度かつ高速な評価装置はなかった。本講演ではまず、汎用のLIBの特徴や特性を紹介するが、そのSOHを、秒速で診断できる開発装置を紹介する。μ秒からの計測ができる装置で、高速パルス過渡応答を機械学習した診断アルゴリズムでSOH値を推定する機器である。本器では、多数個セル特性を全自動システムで評価でき、かつ高電圧出力のモジュールの評価もできる。

リチウムイオン電池の評価・解析

EV開発においてリチウムイオン電池の性能および信頼性向上は欠かせない。全固体電池など革新電池の開発も期待されている。電池を作って評価する場合の注意点から、最新の評価・解析技術を用いた事例を紹介する。

【教育】JAIMAセミナー①

  • 9月7日(水) B会場
  • 10:30〜12:00

自信の持てる溶液調製 -何をどのように溶解するか-

本講演では,化学反応を定量的に理解するために重要な概念である「モル」について,わかりやすく説明する。ここでは,化学分析で最もよく使われる濃度(g/Lとmol/L)について理解し,必要に応じて両者を換算できるようになることを目指す。

機器分析における測定値の信頼性

機器分析装置が広範に普及するにつれて、あらゆる分析技術において分析機器の取扱いが重要になってきた。機器が出力する数値の意味を理解してその信頼性を評価することは分析者の責務である。本講演では、機器の取扱い方や機器が出力する数値の意味を解説し、測定値を適切に処理して分析値として提示するための基礎を示す。

【環境】世界に広がる化学物質規制の最新動向~フッ素・難燃剤を中心に~

  • 9月7日(水) B会場
  • 13:00〜14:30

欧州環境規制(フッ素、REACH/RoHSを中心に)

世界中で似て非なる規制提案・施行がされている昨今、その中心となっている欧州がどのように規制を進めているかを解説する。

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AGC(株) 化学品カンパニー
CSR室 CSR企画グループ
マネジャー

池田 理夫 氏

プロフィール
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(一社)日本分析機器工業会
環境委員会委員長

中井 章仁 氏

プロフィール

PFAS安全性評価の国際動向

規制が強化されていく一方で、安全性評価の方法も変化している。ここでは、PFASを例に国際的な安全評価でのトピックスを解説する。

ストックホルム(POPs)条約の最新動向

経済産業省 製造産業局 化学物質管理課

残留性有機汚染物質を世界的にどう扱うのかは、ストックホルム条約で議論・決定される。その最新動向を解説する。

パネルディスカッション
〜化学物質規制に関わるステークホルダー間の効果的なコミュニケーション〜

化学物質規制を決定するには、多くのステークホルダー(消費者、企業、分析方法標準化者、規制当局、執行監視当局、化学物質有毒有害性評価者ほか多数)が存在する。化学物質のリスクを最小化するにあたり、どのようなコミュニケーションが本質的な目的を得るのに近道であるかを議論する。

【教育】JAIMAセミナー②

  • 9月7日(水) B会場
  • 15:00〜16:30

測定の不確かさ入門

測定はデジタル化の進展を支える基盤であり、測定値の信頼性についての関心は年々高まっています。このセミナーでは、国際的ルール(ISO/IEC Guide 98-3)に基づく測定値の信頼性の指標である「測定の不確かさ」について、その考え方や計算方法を分かりやすく解説します。

【ライフサイエンス】製薬プロセスのDX(国際セミナー)※日本語で聴講可能です

  • 9月8日(木) A会場
  • 10:30〜12:00

製薬プロセスのデジタル設計と運転支援~データを意思決定につなげる~

製薬産業では、プロセスの開発や運転時に豊富な計測データが取得・蓄積されており、これらの有効活用に対する期待が高まっている。本講演では、低分子・バイオ・再生医療の製造プロセスを対象とする講演者の研究を紹介しながら、データを意思決定につなげるためのモデル化・シミュレーション技術の役割を考える。

医薬品開発におけるデジタル革命

約10年前、製薬エンジニアリング部門の関心は、経験主義から数学的モデルの正式な定式化に移りました。化学および機械エンジニアは、製薬で見られる多くのユニットオペレーションのための力学的モデルを形式化することに取り組みました。これらのモデルは、現在、新製品の製造プロセス開発における商品として使用されていますが、その使用方法はまだ分野ごとに統一されていません。
コンピュータ技術の進歩により、強力な最適化アプローチを用いて、一連のモデルを同時に利用し、モデルに基づく意思決定を行うことが可能になりました。また、便利で高速な分光器によって得られたデータを直接利用し、経験的な校正ではなく、基礎的な知識に基づいた情報を抽出するための数式モデルの利用が可能になりました。
機械学習と人工知能は、人間が情報を消費する仕組みを変え、何百ページものテキストを処理し、そうした文書に含まれる情報に対して自然言語で回答することを可能にしています。 これらの技術は、製薬業界の思考プロセスを高め、質の高い理解をより早く生み出すことを可能にしています。その結果、より優れた医薬品がより短い期間で開発され、患者様に提供されています。

中国のバイオ産業とバイオメディカル分野でのDXアプリケーション

分析機器とは、対象物の化学情報を提供できる機器であり、またIoT(Internet of Things)において重要な「認識」方法です。現在産業界における分析機器の応用領域が広がってきています。
データトランスフォーメーション(DX)分野では、データがすべての基礎となります。DXの核となるのは、コネクション、データ、AI(人工知能)の3つです。そして、産業界におけるDXの推進は、一般的にデータの収集からフィードバックや付加価値の生成まで、いくつかの段階を経て行われます。
従来の製造業に加え、中国ではバイオ産業やバイオメディカル分野でもDXが応用されています。例えば、発酵産業では生産プロセスを大幅に最適化できるマルチパラメーターを有するオンラインモニタリングシステムが開発され、バイオメディカル分野ではディープラーニングを用いたDXベースのデジタル病理学AI技術が開発されています。
DXは様々な分野で強い関心を集めているため、内外の関係やつながりを理解し、付加価値のあるガイドラインを構築するため、より詳細な研究が求められています。

【ライフサイエンス】バッチ連続生産方式による医薬品製造設備の実用化

  • 9月8日(木) A会場
  • 13:00〜14:00

2030年連続生産システム『 iFactory 』実装へのロードマップ・第3フェーズ

未来に向けて医薬原体を含む機能性化学品の生産を持続するには、電力・廃棄物の削減、自然災害やパンデミック下における安定生産、自動運転と省人化が可能な「新たな生産システム」が必要である。これを実現する「連続生産、運搬・再構成、自動運転が可能な製造設備:iFactory®」の開発について、実装に向けた取組を交え紹介する。

【ライフサイエンス】日本薬局方セミナー

  • 9月8日(木) A会場
  • 14:30〜16:30

日本薬局方に関する最近の話題

日本薬局方原案検討委員会では、現在、第十八改正日本薬局方第二追補に向けての議論が行われている。本講演では、現在天秤WG並びに国際調和委員会で議論されている内容を中心に、紹介する予定である。

第十八改正日本薬局方第一追補における理化学関連一般試験法・参考情報の改正案

日米欧三薬局方検討会議において「G-20 Chromatography」が調和され、第十八改正日本薬局方第一追補に収載される。またクロマトグラフィー関連試験法の改正が行われる。本講演では、これらの試験法を概説するとともに、第一追補に収載予定の理化学関連一般試験法・参考情報案について紹介する。

日本薬局方の製剤試験法における国際調和と多様な剤形への対応について

JP18では通則に元素不純物の管理が追加され適用対象となる医薬品が大幅に広がった。また無菌医薬品の包装完全性の評価、および漏れ試験法が参考情報に収載された。当日は現在進められている包装・容器関連の規定の拡充と、試験法の国際調和、吸入剤、点鼻剤など剤形の多様化に対応した試験法設定について、背景とともに紹介する。

【ライフサイエンス】シングルセルが拓く新しい世界

  • 9月8日(木) B会場
  • 10:30〜12:30

産学連携を基盤に未来を創るバイオ計測開発

生命の理解を目的として、細胞個々の揺らぎを計測し、組織、個体へと積み上げていくビックサイエンスとDXが推進されてる。今までには測定したことのない微量試料への挑戦が始まっている。これらを成功させるには、分野横断型の産学連携が必須である。ここでは、その産学連携の事例を紹介しながら未来のバイオ計測を討議する。

シングル細胞解析支援技術の開発

1細胞解析は、生体内の微小変化に焦点をあてて解析できることから、侵襲性が低い臨床診断や細胞の識別において有用であり、様々な解析用プラットフォームの開発が進んでいる。本講演では、単一細胞レベルでの細胞解析を支援する磁性微粒子を用いたハンドリング技術や電気化学センシングにおけるバイオ界面の構築について紹介する。

【ライフサイエンス】日本発の発酵工学の歴史から発展する未来展望

  • 9月8日(木) B会場
  • 13:00〜14:30

日本生物工学会の100年 - 分析・計測との深い関係

公益財団法人日本生物工学会は,醸造研究にはじまり,現在は多様な生物を活用するバイオテクノロジーの研究コミュニティーです.生物を知り,制御することが重要な本分野は,分析・計測技術と歩調を合わせて発展してきました.本講演では本学会の100年の歴史とともに,分析・計測技術との深いかかわりを御紹介します。

杜氏の勘と経験をデジタルトランスフォーメーションする方法

日本酒造りは「勘と経験」が必須とされる職人の世界で、新たなに品質の日本酒開発には10年単位の試行錯誤が必要であった。不可能と考えられていた「勘と経験」を日本酒醸造ビックデータとしてデジタルトランスフォーメーション(DX)する方法と今後の研究開発について議論する。

次世代型バイオ分析により様々な微生物を活用する生物工学の未来

近年、バイオとデジタルの融合が世界的な潮流となり、データ駆動型のバイオ工学が加速度的に形成されつつある。スマートセル(計算科学で設計され、先端遺伝子工学で構築された物質生産細胞)が創出され、産業展開可能な酵素がAIで開発されている。こうした革新の源泉はデータであり、それを生み出す分析技術である。本講演では、最新の分析技術の視点から、神戸大学の最先端バイオ工学プラットフォーム「バイオファウンドリ」を紹介し、未来の生物工学を展望したい。

【ライフサイエンス】日本の多様な食文化を支える地域食材の機能性-分析・計測技術でその核心に迫る!

  • 9月8日(木) B会場
  • 15:00〜16:30

地域食材の機能性及び活用 -機器分析を生かした鹿児島ブランド「黒」食材の研究開発

鹿児島には黒豚・黒牛・黒酢などの黒の食文化があり、また、紫芋・黒米・ハンダマ等の「黒野菜」も多い。我々は機器分析を生かした鹿児島地域にある動植物性食品・発酵食品等の栄養及び機能性成分を明らかにした上、栄養バランスが良く機能性も富んだ「薩摩黒膳」食を開発し、機能性地域食材を日常的に摂取することで疾病予防・健康促進を目指す。

ITICが取り組むグローカル納豆研究~納豆の機能性発掘と応用に向けて~

茨城県産業技術イノベーションセンター(ITIC)では、県内産業のイノベーション創出のための研究開発に取り組んでいる。県の特産品である納豆についても、技術開発から製品化まで各ステップで企業支援を行っている。本講演では、納豆の機能性成分として期待されるポリガンマグルタミン酸(γ-PGA)の高精度な定量法やγ-PGA高産生性の新規納豆菌の開発事例を紹介する。

【DX】LADS OPC-UA : 研究・分析機器のための「共通言語」

  • 9月9日(金) A会場
  • 15:30〜16:30

LADS OPC-UA : 研究・分析機器のための「共通言語」

今日、多くのラボラトリの機器や分析機器は情報ネットワークに統合することが困難です。 機器側やネットワーク側でインターフェイスが提供される場合でも、ベンダー固有の通信プロトコルを介して通信するケースが多く、 このままだと実験室および分析領域のデジタル技術による進化を妨げてしまいます。
LADS OPC UAは、ラボのワークフローに沿ってラボ機器や分析機器のプラグアンドプレイ統合を目的とした今後の通信標準です。 その狙いは「リモート監視と制御」、「オーケストレーション」、「サービスと資産管理」などの重要なユースケース(進化した姿)の実現にあります。
LADSは、実績があり技術も確立されたOPC-UA産業用通信プロトコルに基づいて構築され、公式なOPC UAコンパニオン仕様として公開されます。
ラボで使われる機器や分析装置の通信仕様を設計する際の主な課題は、「機器タイプの不均一性」といえます。 この課題は、2つの設計原則によって克服されます。ひとつは機器のタイプにとらわれないモデリングにより水平方向の幅広い統合を可能とすること、もうひとつはセマンティックコンテキスト化(データの意味を伝えること)により垂直方向の深い情報表現を可能にすることです。
LADS OPC UAは、ジョイント・ワークグループ(JWG)が設立され開発が始まりました。 その最初の核は、SPECTARIS協会(ドイツ光学/分析/医療機器工業会)とそのメンバーによって形成されました。 その後VDMA(ドイツ機械工業連盟)とOPC Foundationによって補完され、更にJAIMAなど多くの工業会・業界団体、グローバルな機器ベンダー、ラボおよび分析ドメインのソフトウェアソリューションプロバイダーなどがLADS OPC UA JWGに参加しました。 今後、標準仕様の確認やテストは、国際的なエンドユーザーや実機を担うベンダーで構成されるグループによって実施される予定です。

【環境】プラスチック資源循環のいま-その政策、課題と近未来図と-

  • 9月9日(金) A会場
  • 10:30〜12:00

プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律について

国内のプラスチックの資源循環を強化する必要性から、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が2021年6月に成立、2022年4月に施行された。
この法律は、プラスチック製品の設計から廃棄物の処理に至るまでのプラスチックのライフサイクル全般で、事業者・消費者・国・地方公共団体などすべての主体による3R+Renewableの取組を促進するもの。本法律の概要・詳細について解説する。

プラスチック資源の有効利用と化学物質管理のはざまで

近年、プラスチック廃棄物対策が国際的に喫緊の課題となっており、国内ではプラスチック資源循環戦略が策定された。一方で、プラスチック添加剤の一部に有害性が指摘されるなど、使用済み製品の再資源化に伴うリサイクル製品への混入等が懸念されている。本講演では、最近のプラスチック廃棄物に関する取り組みや課題等を紹介する。

バイオプラスチックの概要とカネカ生分解性バイオポリマーGreen Planetの開発

資源循環型社会構築に貢献する素材としてバイオプラスチックへの期待が高まっている。カネカ生分解性バイオポリマーGreen Planetは植物油を原料として微生物が産生する100%バイオマス由来のポリマーであり、さまざまな環境下で生分解性を示す。バイオプラスチックの概要とGreen Planetの特徴について紹介する。

【環境】マイクロプラスチック(国際セミナー)

  • 9月9日(金) A会場
  • 13:00〜14:30

海洋マイクロプラスチック汚染に対する環境省の取組み

海洋プラスチックごみ問題は、国際的に重要な課題であり、日本政府としても、2019年のG20大阪サミットで共有された大阪ブルー・オーシャン・ビジョン「2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにまで削減することを目指す」を達成するため、様々な対策に取り組んでいる。本講演ではアジア諸国を中心とした海洋汚染の現状と課題、環境省としての取り組みについて紹介する。

マイクロプラスチックの計測手法の世界動向

海洋プラスチックごみによる汚染問題をはじめとし、プラスチックによる環境等の汚染の把握・対策においてマイクロプラスチックの計測は極めて重要です。マイクロプラスチックの計測手法の世界動向について、国際標準化の状況を中心に解説します。

マイクロプラスチックおよびナノプラスチックの化学分析 ~課題、先進的手法と展望~

マイクロプラスチックとナノプラスチックは、粒子状の人為的な汚染物質として急速に科学的・社会的関心が急速に高まっている分野です。これらの微小なプラスチック粒子は、世界中の環境中や飲料水、食品中に存在し、環境や人体の健康への影響について懸念されています。これらの問題に適切に対処するためには、マイクロプラスチックとナノプラスチックの環境中濃度に関する信頼できる情報が必要です。本セミナーでは、マイクロプラスチックとナノプラスチックの化学的同定、定量、特性評価のための質量ベースおよび粒子ベースの高度な手法について議論します。

【DX】ラボの装置・機器開発およびラボからのデータの
創出・蓄積・利活用システム構築に関する政策動向

  • 9月9日(金) B会場
  • 10:30〜11:30

ラボの装置・機器開発およびラボからのデータの創出・蓄積・利活用システム構築に関する政策動向

研究開発の方法論はデジタル技術によって変革が進む。新たな時代のラボに求められる装置・機器は如何に開発し実装すべきなのか。ユーザーの研究開発から創出されるデータを蓄積・利活用するシステムを、広範な産学研究界のために構築すべく政策サイドも舵を切った。マテリアルDXプラットフォームの最新の政策動向などから展望を語る。

【DX】マルチベンダーシステム環境での機器運用と計測データ・オンライン活用①ラボのワークフロー高効率運用に向けたシステム技術

  • 9月9日(金) B会場
  • 13:30〜15:00

ラボシステムの今後の進化に向けての課題

マルチベンダー機器で構成されるラボシステムの「自動化の浸透とスマート化の課題」、「試料の準備・機器間の移送・機器操作の自動化」、またその運用を支える「個々の設備情報の管理」について、システム実装事例も交えて今後の進化に向けての課題を企業3社によるショートプレゼンテーションとディスカッションで整理する。

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ヤマト科学(株)
アドバンストテクノロジーカンパニー
顧問

土屋 正年 氏

プロフィール
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ラボ・デザインシステムズ(株)
取締役


松村 勝弘 氏

プロフィール
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(株)デンソーウェーブ
ソリューション事業部
FAシステムエンジニアリング部
部長

澤田 洋祐 氏

プロフィール
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(一社)日本分析機器工業会
技術委員会 調査小委員会
LabDX WG
主査

石隈 徹 氏

プロフィール

【DX】マルチベンダーシステム環境での機器運用と計測データ・オンライン活用②品質管理業務の高度化とそれを支える
ラボ内外のデータ/情報マネジメントの進化

正確な測定だけではない、品質管理業務の高度化を支えるラボのデータとその活用

ラボラトリでの計測データは、出来栄えを確認するだけではなく、計測されたデータがオンラインでシステムとつながることで、さまざまなシステムに記録され、最近では、ビッグデータ解析やAIの活用などもあり、品質向上や維持のためのオペレーションに貢献しています。どのように活用されているかを紹介します。