ライフサイエンスイノベーションゾーン
概要

JASIS 2019「ライフサイエンスイノベーションゾーン」はJASIS 2013~2015にて開催された特別企画「先端診断イノベーションゾーン」に引き続きJASIS2016~2018の『先端分析計測で近未来を予測する/ウェルネス&メディカル』~ライフサイエンス市場をリードする分析と計測の新世界/健康と医療の接点を探る~ を課題として成功裡に終了し、10,000名以上の聴視者実績を記録しました。
2019年は「ライフサイエンスイノベーションゾーン」特別企画の第7回目として「バイオファーマ&次世代ヘルスケアへの扉を開ける~先端分析計測によるバイオビジネスへの道」をテーマに企画しました。

1980年代後半からスタートした「生命を測る」人類の壮大な計画が日本発であった事をすでに私達は忘れかけており、若者はその事実すら知らされていません。
しかも遺伝子を解析できる分析手法と機器開発が最初のテーマであり、世界の分析機器開発は1980年代から競争を繰り返して参りました。
2001年ヒトゲノム解析宣言以降、各解析機器の進歩と共に19年を過ぎる歳月が経った今、市場はICT変革と共に新しい局面を迎えようとしており、またバイオサイエンス研究機器の発展により我が国は「次世代ヘルスケア」という大きなテーマと共に未来の健康立国を目指して進もうとしています。
生命科学研究領域の進歩は、1990年代における各種質量分析計の開発により蛋白質解析や代謝解析を飛躍的に発展させました。
そして2001年のヒトゲノム解読終了宣言から21世紀におけるICT技術進化と足並みを揃えながら現在まで進み、昨今では細胞メカニズム解析に至るまでの研究領域は、未踏分析計測手法の出現が望まれる新しい時代へと突入してきました。
その応用は病気の仕組みを捉える事から始まり、病気を治す方法ばかりではなく、むしろ病気にならない仕組みの解明という二つの方向で進められることになり、科学計測、医療機器、健康維持手段が相互に近い領域に重なり合う時代を迎えつつあるのです。
そしてICTの急速な発達が私達の生活へ多くの変化をもたらし、スマホ、メディア、教育や各種情報配信手段などから日常生活の中で私達自身も身近に感じられているように、ライフサイエンスに起こる変革は、私達の生活における未来に大きな影響を与えています。
分析計測のデータから現状を診断し、方向を判断して先に進めるというスキムは、全体像を把握することで未来への計画を容易かつ確実なものにすると信じます。
JASIS2019では、米国ピッツバーグカンファレンス(PITTCON)委員会の協力および米国製薬企業とバイオベンチャー13社で結成されたETC(Enabling Technologies Consortium)によるグローバル視点での日米セッションを中心にシンポジウムを企画し、分析機器と最先端バイオファーマの融合領域を知り、また人口知能(AI)や深層学習(DeepLearning)の急速な応用例を交えながら、ライフサイエンスイノベーションの立場で将来を予測できる講演を基調講演および討論会として企画し、広い視野から将来の「次世代ヘルスケア」を観察できるように工夫いたしました。
我が国における多くの産業から「Japan as No.1」として世界のライフサイエンス市場においてフロントエンドに立ち、市場のハブ的存在になることを目指し、ビジネスの発展に寄与していきたいと考えています。
JASIS2019ライフサイエンスイノベーションゾーンが、近未来のライフサイエンスビジネスにおけるメインプラットホームとして出展社・来場者のビジネスへの扉を開き、貢献度を加速できる場となるよう開催いたします。

基調講演プログラム バイオファーマ&次世代ヘルスケアへの扉を開ける
~先端分析計測によるバイオビジネスへの道
特別講演
  • バイオエコノミー戦略について
  • ミトコンドリアに硫黄呼吸を発見
    ~古代生物の残存が現代に生きていた~
  • Application of AI in Drug Discovery
講演会・討論会
  • 次世代ヘルスケアと薬づくり
    ~マイクロバイオームとデジタルヘルスケアのサイエンス~(ICA)
  • JAIMA/PITTCON日米合同
    Advanced tools for BioPharmaceutical research
  • 日本生物工学会Joint
    「美味しさを可視化する分析技術」
  • 日本生化学会Joint
    「見る生化学」
  • バイオを観るサイエンス
ライフサイエンスイノベーションフォーラム 3団体(国際会議場304号室で同時開催)
9/4: 恐怖のプロファイリングIII ~迫り来る○○~
(主催:メタボリック・プロファイリング研究会)

9/5: 生体と近傍環境計測とAIの進歩が拓く新しいヘルスケア
(主催:NPO法人 サイバー絆研究所)

9/6: バイオバンクの社会的役割と医療イノベーション
(主催:(特非)バイオ計測技術コンソーシアム(JMAC)
(一社)日本生物資源産業利用協議会 (CIBER))
企業プレゼンテーション 42テーマ
企業展示 63社 / 86小間

8月19日現在

教育・キャリア構築支援 企画

JASISでは、本展の関連業界で活躍する、人材の教育・キャリア構築を支援する取り組みを行います。人材派遣会社とのコラボレーションにより、技術系人材と企業とのネットワーキングブースを設けます。またJASISで開催されるセミナーを、人材教育プログラムの一環として提供します。

2017年10,000人突破!

ライフサイエンスイノベーションゾーン 基調講演コンセプト

テーマ最先端バイオ医薬・ヘルスケアと分析機器の役割

~ヘルスケア・臨床が近づくバイオメディカルへの道~

ヒトゲノム解析終了宣言から18年、ICT変革の急速な進化に伴い社会生活の全てが変貌する時代を迎えています。医療現場へもこれらの変革に対する要求が強まるとともに、“薬”の開発も分子標的薬・チェックポイント阻害剤に代表される新しいバイオ創薬への注目が高まってまいりました。遺伝子解析の実装化を含めて、臨床現場におけるこれら変革に対応するための技術開発シナリオの方向性を共有するために、今回は分析機器・技術とこれら変貌に関わる関係性が理解できるトピックスを集めて基調講演を企画いたします。

  9/4(水) 9/5(木) 9/6(金)
AM バイオエコノミー戦略について AIが変える斬新的創薬とは 日本生物工学会Joint
「美味しさを可視化する分析技術」
ミトコンドリアに硫黄呼吸を発見
PM 次世代ヘルスケアと薬づくり JAIMA/PITTCON日米合同
Advanced tools for
BioPharmaceutical research
日本生化学会Joint
「見る生化学」
バイオを観るサイエンス
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